林のようす(木々・ふき・タラの芽・小鳥・空)
ログ小屋は木々に囲まれています。
小屋でじっと眼を閉じていると、いろいろな音が聞こえます。
何十年かを過ごした楢や檜は、深くて奥行きのある葉擦れの音を響かせます。
幹の太さや高さ、葉の形状や大きさ柔らかさで、木々の声は一つ一つ個性的です。
その合唱は豊にすべてを包み込むようです。
ホトトギスやうぐいす、ひばり、ジョウビタキ、雀、山鳩・・・独唱だったり、合唱だったり。
ソプラノ、アルト、テナー、バスそれぞれ思い思いに伸びやかに謳います。
(小首をかしげて、何か言いたそう・・・)
朝陽が当たる林際のふきは大きく太く緑濃くしっかりと育ちます。
ヒトの子供の傘になりそうな大きさです。
(食用には林の奥の一層暗い日陰で育つひょろりとしたうすみどりのふきがアクが少なく適しています。)
タラの芽を収穫せずにいたらスンナリと気持ちよさそうに伸びてきました。
林の中程の楢の木をスズメバチが餌場にしています。
てんとう虫・クワガタ・蟻・毛虫・青虫・蝶・蛾・ハナアブ・蜘蛛・・・に会いました。
蛇・カナヘビ・トカゲもどこかの茂みに潜んでいることでしょう。
ずっと住んでいるわけではなさそうですが、灰色の野うさぎと雉も遊びにきます。
声に驚いてふと窓の外を見た時に木々の間に雉を見つけるとなんだかとても嬉しくなります。
見つけたり・出会ったり・聞こえたり・感じたり、香ったり。
そんな風には私に認識できない生き物もたくさん生息しているにちがいありません。
それぞれがそれぞれを生きている時空。
空を見上げて、ふ~っと深呼吸。
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